ゴルフギアについて【PART 2】:ヘッドの進化

2008年11月26日 |

20081125_blog_yoshikawa.jpgyoshikawaです。

前回はボールの進化について説明したので今回はクラブについて簡単に説明しましょう。

まずドライバーヘッドを見てみましょう。平らなテーブルなどにドライバーヘッドが出た状態で置いてみると、写真のようになります。シャフトを通る垂直線上にヘッドの重心があります。その垂直線とフェースの作る角度を重心角と呼びます。今回はこの重心角の持つ意味を考えてみます。


重心角はモデルによって違う値を示します。クラブはこの角度で安定する事になりますから、重心角の大きいクラブはプレーヤから見て左へ(半時計周りに)回ろうとします。逆に重心角が小さいクラブは左へ(半時計方向へ)回ろうとする力が小さいわけです。つまり、重心角が大きいとヘッドが返りやすく重心角が小さいとヘッドは返りにくくなります。
このメカニズム使って鉛のウエイトでクラブ特性を少し調整することが出来ます。
スライスやボールが右に出るプレーヤーは鉛をDの位置に貼ってみて下さい。写真のように鉛を重心の右側に貼ることになるので、重心角が大きくなりヘッドは返りやすくなります。逆の特性にしたいプレーヤーはFの位置に鉛を貼ってください。ヘッドの返りは悪くなりボールは左へ行きにくくなります。
貼るウエイトはドライバーの場合せいぜい2gまでです。シャフトが長いので少しのウエイトでもダイナミックバランスが変わってしまい、振った感じが重くなります。何回かウエイトを変えてみると以外にいい結果が出る事があります。試してみてください。
ただしこの方法は根本的な改善法ではありません。ちゃんと調整したいプレーヤーはちゃんとした工房で調整してもらうことをお勧めします。

次回ももう少しクラブについて説明しましょう。お楽しみに。

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