ゴルフコースレッスン×教育 Vol.8

2019年9月7日 |

私にとって1年の中でこの時期は時別だ。9月3日から5日にかけて名古屋経営短期大学と名古屋産業大学の合同授業であるスポーツ演習の授業をティーチングアシスタントとして今年も携わった。

もちろんこの授業で行うのはゴルフ。まったくゴルフが初めての学生さんを3日間でスコアをつけて規定の時間内で回れるように成長させるというミッションがある。受講する学生さん達も夏の暑さに負けず3日間朝から晩まで講義を受け、ゴルファーとしてのスキルを身に付けなければ単位認定されない。

90分の授業を15コマ=22時間30分、これが私たちと学生さんたちに接する時間。長いがゴルフスキルを身につけさせるにはとても短い時間だ。ゆえに私たちが持っているスキルとノウハウを最大限に生かし走り切る22時間30分の短距離走。いつも終わったあとは灰になる。

担当講師の大矢ディレクターとはだいたい2ヶ月前くらいから打ち合わせや準備が始まっていくが、今年は4回目ということもあり、すでに勝手がわかっているので特別な用意は必要なく粛々と個々に準備を始める。私は授業の前日に搬入作業を行う。目の前の10番ホールを見て今年も始まることに実感が湧く。

この授業に協力して頂くのは、弊社の契約コースでもあるウッドフレンズ森林公園ゴルフ場。ゴルフ場自体が愛知県の所有ということもあり、教育活動の一環としてコースを提供してくださっている。この講義ではコンペルームが教室になり、目の前にはパッティンググリーンとコースが広がる。こうして学生さん達は目の前にあるコースに触れながらゴルフを学べるのだ。

はじまりは、授業についてと講師の自己紹介からだ。この授業がすべてペーパーレスで行うことと社会人になったらデジタルデバイスを使わず仕事をすることはほとんどないということもあり、スマートフォンを使用しての授業を行うことを伝える。連絡や資料の提供手段はLINEグループでの投稿だ。

私は歳が近いことを地味にアピールしていくのだが、目の前に座る学生さんたちとの若さの違いを年々実感するのだ。

次にゴルフがどんなスポーツであるかを紹介する。その中で私のパートはゴルフの歴史だ。そう、ご存知の方もいらっしゃると思うが、私はゴルフの歴史研究で修士号を取得した。日々の中で喋ることのない雑学を1年の内この日だけは披露する。

最初に覚えるパートはパッティング。ホールに近いところから覚えていくというゴルフ指導の原則に沿ってパッティングを学んでもらう。私のお手製のターゲットカップは難易度が高すぎて早くも彼ら彼女らはゴルフの難しさに直面するのだ。

次はアプローチショット。ボールが浮くことを体験し、さらに楽しさが増してくる。


大矢ディレクターの華麗な技術に皆んなの声が弾む。

2日目からはロングゲームを学ぶ。やはり最初は大振りをしてしまう人が多い。小さなスイングでも遠くに飛ばせることを伝える。

年々指導の仕方に改良を重ねるのだが、今年は軸を崩さず打たせることに専念する。室内ではスイングのメカニズムを伝え、すぐに実践の場へ。インプットとアウトプットの繰り返しを行なっていく。

コース内の名称を覚えたり、時間内でのプレーの仕方もトレーニングする。雨や雷もあり、ゴルフは自然との戦いであることも感じてもらうことができた。

最終日は最終テストに向けてとにかく練習。私たちも限られた中で課題に応じたドリルやクイックチップを提供していく。3日目のお昼頃には大方打球を打てるスイングが出来上がってくる。

事前にコース内でも練習し最終テストに備えていく。

各々が不安を抱えながら、そして制限時間とルール・マナーも守りながらプレーがスタート。全て150ヤードからのスタートだが、それでもカップインさせるまでは大変だと思う。

結果、5ホールを29打で上がる子も誕生し、全員が制限時間内でプレーを完結させることができた。

なごり惜しいがこの授業も終わりを迎える。最後に私たち講師からの総括と感謝を伝えるとともに振り返りのムービーをプレゼント。学生さんたちからも「すごい楽しかった」との声をもらう。そして3日間のお礼とともに握手でこの講義は終了した。

後日、授業のアンケートに「このを授業を受けることができて、幸せに思いました」という一文。20秒眺めて目頭が熱くなっていることに気づく。

ゴルフそのものが彼らの彼女らの将来に生きなくとも、何かこの授業をきっかけに非日常な体験が生活や心を豊かにすることを知ってもらい、得ることができた学びや刺激を未来への活力に変えてくれると嬉しく思う。

こうして今回も私たち企業と学校・学生さん、コースがこうして縁を繋ぐ。その縁(円)が広がり、利害を超えてみんなが幸せを感じる。こうした活動がこれからも継続されていくことを願う。

今後も微力ながらその取り組みの一役を担えると私も幸せである。

この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

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