環境が変わっても、自分のリズムを保つために
エントリーを終えた瞬間、現実味が一気に増した。
正直、本当にエントリー出来ているのか不安しかなかった…
この試合で目指すのは、環境に左右されず自分のゴルフを表現できるかどうか
気温も芝も異なるタイで、感性を出してプレーできるのか。また新しい感覚に出会えることもちょっと期待していた──。
今回の準備は、まさにそこに焦点を当ててみました。
テーマは「環境に左右されないプレー」
国内の試合と違い、タイでは芝の抵抗も大きいです。思ったよりもフェアウェイの転がりが少なく、グリーンも穏やかな傾斜の中に複雑な芝目があります。こうした条件の変化に対応するため、スイングを変えるのではなく、状況への対応力を高める方向が重要だと思いました。
技術面での準備
今回のQTでは、ミニドライバーの併用とアプローチの抜け感をテーマに据えた。
・ティーショット
ティーショットの状態の不安からミニドライバー(13.5°)をもっていくことにしました。ドライバーでフェアウェイに打てなかった場合を想定して、途中でティーショットのクラブを切り替えることを考えました。
・アプローチ
ウェッジはフォーティーン FRZ 58°(Hソール)を使用。ライが沈んだラフや芝目の強いエリアでも抜けがよく、インパクトのズレが少ないことが分かりました。タイ特有の芝でも滑らかに抜ける感覚が得られます。
・パッティング
とにかく距離感を最優先に。またスキッドとロールを上手につくり、強い芝目の影響をなるべく受けずに打てるように練習していきました。
試合前スケジュール
- 10月1日:Watermill GC にて練習ラウンド
- 10月6日:公式ラウンド
- 10月7日〜10日:本戦(4日間、カットなし)
海外QTは「試合そのもの」よりも「準備のプロセス」に学びがあるのかもしれません。どれだけ自分を整え、環境に適応できるか本番が楽しみです