コースマネジメントの罠

2025年3月25日 |

プレーしているとプレッシャーのかかる場面に遭遇します。その上で大事になるのがコースマネジメントという考え方になります。障害物となるバンカーや池を避けることやピンの位置に応じて狙う場所を変えることなどがコースマネジメントになります。

中級者になるとこのようなコースマネジメントを意識してプレーをするようになっていく訳ですが、リスクを避けすぎて返って実はスコアを悪化させるケースは珍しくありません。

今回はコースマネジメントをしたことで陥る罠についてご紹介します。

【リスクを気にしすぎて返って失敗するケースの例】

コースの左側がOB、ティーショットは右のほうに池があるという場面、皆さんなら何を考えてこのホールの対策を立てますか?

1、右サイドの池に入れないように左側を狙う

2、曲がり幅が少ないクラブで打つ

3、その他

などが想定されると思います。

セオリーでいくとコースの形状的には多少左へ曲がってもセーフな状況なので、やや左目を狙って打ちたいところ。

ですが、もし左に曲がり過ぎた場合はOBになるので池に入ってしまう危険もあります。

左へのOBを出した場合はマネジメントしたことにより、スコアを悪化させてしまうという結果になります。

実はこのように対策をしたことでそれが裏目になり、スコアを崩しているケースはレッスンで多くみることがあります。何よりもそのホールの左右を狙うということは、狭いエリアに向かって打つことになります。

では、どうすればよいか?

私は、「コースの真ん中を狙う」を最初に考えてほしいと思います。

単純ですがコースの端を狙うことはターゲットの幅を狭めていることになります。一番広いエリアを狙うほうがセーフティな攻め方です。

繰り返しになりますが、コースマネジメントというリスク対策をしたことでそれが大きなミスにつながることほどもったいないことはないのです。

このような失敗は上級者ほど多くみられますので心当たりのある方はラウンドで取り入れてみてください。

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この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

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