《ゴルフと伴うモノ》Vol.2 ウェッジという“感覚の鏡”— 自分らしい一打を引き出すフォーティーン

2025年5月8日 |

ふだん何気なく手にしているクラブのなかでも、ウェッジは、私にとって少し特別な意味を持つ存在です。繊細な距離感、ボールの高さやスピン量、タッチの強弱。そこには“技術”以上に、“感覚”が問われる瞬間があります。自分の中にあるイメージと、手のひらから伝わる感触とが、ぴたりと重なる一打──それを引き出してくれるのが、信頼できるウェッジです。クラブを「削る」「設計する」「送り出す」すべての工程に、真摯な人の手と想いが込められている。実際にお会いしたフォーティーンのスタッフからは、道具づくりへの“誠実なまなざし”がひしひしと伝わってきました。ゴルファー一人ひとりのプレーと、静かに向き合うフォーティーンのクラブたち。今回は、ウェッジという“感覚の鏡”について、そして、私がフォーティーンのウェッジを信頼している理由について、少しだけ言葉にしてみたいと思います。


ゴルフをプレーするとき、
技術だけでなく、“自分の感覚”を信じられるかどうかが大きな鍵になります。
そして、それを形にしてくれるのが、ウェッジというクラブです。

“自分らしさ”を打ち出せるクラブかどうか

ウェッジは、距離を合わせるだけの道具ではない。
ピンに寄せる、ふわりと上げる、止める、転がす——
その瞬間のイメージと、感覚が一致したときに、初めて本来の力を発揮してくれる。

私にとってウェッジとは、
イメージ通りのボールを再現しやすいこと
そして、構えた瞬間に「何をすべきか」が直感的にわかること
この2つがすべてです。

フォーティーンとの出会い

私は、ウェッジには「構えたときの安心感」と「打ったときの説得力」の両方が必要だと思っています。
そんな中で出会ったのが、フォーティーンのクラブでした。

一本一本に魂がこもっていると感じるクラブづくり。
“作り手の思い”を感じることで、こちらも“打ち手としての覚悟”を持てる。

ウェッジは消耗品と言われることもありますが、
私にとっては“心に付き添ってくれる道具”です。

60度ウェッジがもたらす“自由”と“創造性”

「60度のウェッジは難しい」と言われることがあります。
ですが、私にとってこのクラブは、
難しくするどころか、プレーに自由をもたらしてくれる存在です。

たとえば、左足下がりのライからピンを狙いたいとき。
低い打ち出しになりやすい状況でも、30度の打ち出しを確保するために必要なロフト角は、58度以上。
あるいは、ピンのすぐ手前に止めたいシチュエーションでも、
ボールにしっかりとスピンをかけるには、このクラブがなければ実現しません。

60度ウェッジがあることで、
プレー中に「こう打ちたい」という感覚をそのまま形にできる。
ボールの高さ、着弾点、スピン量──
その瞬間に浮かんだイメージに対して、躊躇なくアプローチできる。

つまりこのクラブは、
自分の感性や戦略を“解放してくれる”ツールなんです。

難しいから使うのではなく、
自由でありたいから、このクラブを選ぶ。

プレーヤーとしての引き出しを広げてくれる、
“攻める”だけでなく、“創造する”ための道具。
それが、私にとっての60度ウェッジです。

良いクラブとは「何をすればいいか」がわかる道具

ウェッジを構えたとき、
「どう打つか」ではなく「何をすべきか」が自然と浮かぶ感覚があるかどうか。

それは、クラブと自分の信頼関係そのものだと思います。
操作しようとしなくても、自然に振れる。
迷いがないから、イメージがそのままスイングに乗る。

そんなウェッジと出会えることは、
ゴルファーにとって、かけがえのない出会いだと感じています。

“感覚の鏡”としてのウェッジ

ウェッジは、
自分の今の技術も、感覚も、マインドも、すべてを正直に映し出してくれる“鏡”のような存在です。

良いクラブを使うことは、
単に結果を良くするためではなく、
“自分らしくいること”をサポートしてくれるもの。

これからも、
そんな信頼できる道具たちと一緒に、
自分らしい一打を積み重ねていきたいと思います。

-使用クラブ フォーティーン「FRZ」-
製品情報についてはこちらをご覧ください。

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この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

■おすすめのレッスン
2025年8月29日(金)ワンウェイゴルフクラブ

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ディスカバリーキャンプ at 初穂CC(群馬)

ディスカバリーキャンプ at 初穂カントリークラブ(群馬) 寺嶋 慶介

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