スイングプレーンを整える練習ドリル集

2025年7月15日 |

スイングプレーンを理解するだけでなく、実際に体で感じて覚えることが、上達への近道です。

この記事では、Vol.1「スイングプレーンとは?」、Vol.2「どうすれば乗せられるのか?」で紹介した内容を踏まえ、自宅や練習場でできるプレーンドリルを4つご紹介します。

すべて簡単にできて、効果抜群。ぜひ普段の練習に取り入れてみてください。

■壁ドリル(体と手元の距離感チェック)

方法:
頭と壁を軽くつけたまま、クラブを持たずゆっくりバックスイング・フォローの動きをします。

ポイント:
・頭が動かないことで、上体の回転を意識できる
・手元と体の距離感を感じられる=“手元の通り道”が感覚的に分かる

効果:
プレーンから外れる動き(手打ち・上体の突っ込み)を防止し、
クラブと体の距離感の感覚を養えます。

■スティックプレーン可視化ドリル

方法:
地面に1本、スティックを立てて、アドレス時のシャフト角と同じように傾けます。
その“傾斜面”をイメージしながらスイング。

ポイント:
・クラブがどの面を通ってくるかが感じられる
・クラブがスティックの内側/外側に外れるとズレが分かる

効果:
スイングプレーンを“視覚化”することで、意識が明確になり、反復で安定軌道へ近づけます。

■ベンチ角ドリル(クラブ軌道のガイド)

方法:
ベンチの角に、クラブのシャフトを軽く沿わせるように動かします。

ポイント:
・クラブを“滑らせる”ことでプレーンの面を実感できる
・正しいとされるテークバックの感覚が分かる

効果:
物理的な“ガイド”があることで、正しい面をなぞる動きを感覚として覚えやすくなります。

■ハーフショットで“面”をなぞる感覚を身につける


方法:
クラブを肩から肩までのスイング幅にしぼり、コンパクトなハーフショットを繰り返します。

ポイント:
・クラブが自分の体の前にあるかを意識
・「振り幅」より「軌道」を優先

効果:
動きを小さくすることで、プレーンに乗っているかどうかを感じ取りやすくなり、スイングの再現性が向上します。

■まとめ

スイングプレーンは“理論”だけでは身につきません。
感覚 × 可視化 × 反復で、自分の中に落とし込んでいくことが大切です。

✔ 自宅や練習場でもできる簡単ドリル
✔ クラブが体と一緒に動く感覚
✔ 手や腕だけで操作せず“面に沿って動かす”意識

まずは1つずつ取り入れて、スイングの安定感を育ててみてください!

▶ Vol.1の記事はこちら
▶ Vol.2(感覚編)はこちら

ご予約はこちらから

この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

週間アクセスランキング

  1. パットでショートしてしまうゴルファーの特徴と改善方法 136ビュー
  2. そのユーティリティの構え方と打ち方で合ってますか?FP値(フェースプログレッション)を知って苦手克服 112ビュー
  3. 力を抜いても速く振れる理由 ─サイクロイド曲線で学ぶゴルフスイング 70ビュー
  4. ウォーターハザードとラテラルウォーターハザードの違い 66ビュー
  5. 「スプーン」は必要?!3番ウッドについて考える 59ビュー
  6. キャディバックの持ち方 57ビュー
  7. こんな方にお勧め!パッティングのグリップ(持ち方)3選 56ビュー
  8. ゴルフ アプローチのピッチとランの比率 51ビュー
  9. オンプレーンに振るコツーどうすればスイングプレーンに乗せられるのか? 42ビュー
  10. 2023年新ルール知ってますか? 40ビュー

過去7日間にページビューの多かった記事を表示しています。これを見ると「GEN-TENの原点」の読者のみなさんがどんな記事に興味があるかわかってしまいますよ

記事を検索

to top
ページの先頭へ戻る