ゴルフの「無」を考える

2024年1月4日 |


GEN-TENの寺嶋です。明けましておめでとうございます。今年のみなさまの「ちゃれんじ」を支えて参りたいと思います。

年始はゆっくり考える時間ができたので、読書をしながら昨年のことや日々の大切にしている価値観について考えることができました。

田坂広志氏の著書「教養を磨く」を読みました。その本の一節に話術のプロフェッショナルは、「いかに言葉を語らないか」について述べられていました。一流の画家は空白(白色)を大事にし、演奏家は「無音」を創造的に使っていると言います。これら「無」は、私にとって非常に印象に残った見解であり、振り返るとレッスンの現場では多くの情報をどれだけ分かりやすく伝えるかに必死になっていました。レッスンのなかで取り上げる事象をただ伝えるだけでなく、私自らが持つ創造的な観点をレッスンを通じて伝えようと思いました。

ゴルフのプレーにおいても本来はスイングをしていない時間のほうが長いです。良いプレーのためにはストロークとストロークの間にどれだけの無駄のない準備(移動、会話、情報収集、精神統一など)ができるかが問われているように思います。田坂氏が取り上げた「無」や「空」について、私にとってはあらゆることに共通する大事なメッセージと受け取った年始でありました。

こうした哲学的な部分にも引き続きお付き合いください。今年も1年よろしくお願いします。

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この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

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