スピンのかけ方

2013年4月17日 |

今回のWEB LESSONはスピンをかけるアプローチについてお話させていただきます。
ゴルフにおいてスピンとは言葉を言い換えるとクラブフェースとゴルフボールが接触した際のギア効果で発生する回転のことです。
そこでギア効果について少し説明をさせて下さい。
ギア効果を理解して頂くためにまず時計の歯車をイメージしてみましょう。ゴルフボールの周りに歯車のようなギザギザがありフェース面にも同じようにお互いが噛み合うようなギザギザがあると思って下さい。
このときにギザギザが噛み合っている時間が長ければながいほど、あるいは接している面積が大きければ大きいほどギア効果が大きくなると言われています。
つまりボールとクラブフェースとが接触する時間が長ければ長いほどギア効果が大きくなりスピン量も増えるということです。
さらにロフトの多いクラブ(54度のウェッジより58度のウェッジ)ではボールの真下まで滑り込ませることができます。そのことでボールとクラブフェースとの接触面積が大きくなりスピン量も多くなり結果としてボールがより止まるようになるのです。
しかしこのスピンについては「ゴルファーの打ち方」「使用しているクラブやボールの種類」「ボールが止まっている状況」「ボールが落ちるグリーンの状態」などの色々な要因によって大きく変化をします。

<スピンがかかる条件>
・ディスタンス系のボールはスピン量が少なくなるようデザインさているのでボールが止まりにくい(
・スピン系のボールは止まりやすく設計されている(テーラーメイド lethal、タイトリストPROV1X、ダンロップスリクソンZ-STAR XV などなど)
・打ったボールが上り傾斜に落ちるとスピンがかかり止まりやすい
・グリーンの表面が柔らかいとボールが止まりやすく下り傾斜では止まりにくくなる
・新しいウェッジはスピンがかかりやすい
・ラフからのアプローチではフェース面とボールの間に芝生が入り込むことにより摩擦力が低下しフェアウェーから打つよりボールが止まりにくい
・アゲインストの風に向かって打つとスピンがかかりやすい
この他にもいろいろ要因はあるのですが今回はこれくらいにしたいと思います。

さて本題に戻りまして、どうやったらスピンアプローチができるかを説明していきましょう。
まずは動作からです!!フォロースルーを左へ低く振り抜いていきましょう。良く言われている「カットに打つ」イメージでOKです!この時になるべくフェースを返さないようにすることも重要です。
写真のようにインサイドアウト軌道でフェースを返してしまうとスピンはかかりにくくなります。

さらにスピンを多くかけたい場合はロフトの多いウェッジを選択して下さい。
だだし現在のコースコンディションでは芝生が枯れていて寝てしまっていることもあり、バンスの大きなSWではソールの跳ね返りに注意が必要です。
その際はバンス角の少ないウェッジを使用していきましょう。

ボールはスピン系のボールを使用していきましょう。ディスタンス系のボールではプロゴルファーでもスピンのかかったアプローチは難しいのです。写真左のカラーボールはディスタンス系のため、あまりスピンは期待できません。しかし飛距離性能やショットの方向性(打球の曲がり)は抜群です。

スピンのかかったアプローチが打てると、まるでプロゴルファーになったようでアマチュアゴルファーのみなさんにとっては夢かもしれませんね!
さて来月17日(金)~19日(日)に那須強化キャンプが開催されます。
今回のキャンプではグリーン向けての打球がゴルフ場から許可されていることもあり、スピンアプローチの練習をするには最適な環境が整っています。
もちろんそれ以外にも「いろいろな傾斜からの打球」「バンカー超えのアプローチ」「ラフからのショット&アプローチ」など超実践的な練習を多くすることができます。
定点練習や実践的な練習をいっぱいしたいゴルファーさんはぜひご参加下さい(^0^)/

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