ゴルフ上級者 〜バンカーショットはこんな風に考えよう〜

2019年10月9日 |

最近レッスンでは、バンカーショットを課題とされているお客様が多くいらっしゃったのでブログでも復習のポイントをお知らせしていきたいと思います。
バンカーショットは、高く上げることができてスピンの量が多くなるので地面に落ちてからの転がりがアバウトでもOKです。そのためライや状況によってはフェアウェイやラフより寄せるのが容易になります。そしてスコアを縮めていきたいときにはバンカーショットが上手に打てるかどうかが鍵を握ります。

アドレスに失敗すると大トラブルに

まずアドレスを上手くとれないとバンカーショットの失敗する確率が大きく上がっていきます。フェースの向きやクラブヘッドの軌道以上にアドレスは慎重になったほうが良いです。バンカーショットが苦手な方の多い事例でいくとアドレスが狭いことや前回角度が浅く体の重心の位置も高いことです。これではボールに直接当たり過ぎてしまい、トップを恐れスイングが窮屈になるという悪循環になります。必ず背中や膝に角度を作ってどっしり構えたアドレスが必要です。
バンカーショットのコツ

ヘッドがボールの下に潜らないことには始まらない

次にどのくらいヘッドを砂に潜り込ませるか、これをイメージできていない方が多いです。バンカーは砂の量がコースによって違ったり、砂の種類が違います。初めてのコースでは必ず朝のうちに確認してどのくらい砂の量を取るのかイメージを作ります。練習の中では下の写真のように砂の上にあるボールをヘッドの上で通過させて潜らせるような動きをつくりましょう。
バンカーショットのコツ

バンカーショットのコツ

バンカーショットのコツ(ボールと一緒に砂をくぐらせる練習をしましょう)

寄るか寄らないかは砂を上手く取ることができたかどうか

出すだけであれば砂を多めにとればほとんどのバンカーは容易に脱出可能です。さらに寄せようとすると今度はどの角度からヘッドを入れるかを考えなければいけません。ボールの10〜15センチ手前にヘッドが緩やかに入ることが理想ですが、そう簡単にはいきません。私はフォローの位置でイメージした所にヘッドが落ちるように頭の中で計算します。バンカーの外に立って素振りをし、もし思ったよりも手前でダフリやすいのであれば、カット目にスイングすることで地面との最下点をボールに近づける工夫をします。もし想定よりも浅くトップしそうであればインサイドアウトに振ります(通常のアプローチと同じように)。

バンカーショットのコツ(大きくダフリそうであれば目標よりも大きく左の方向へ振ってみる)

バンカーショットのコツ(トップが怖ければ40ヤードから50ヤードのアプローチをするようにスイングする)

事前の準備とイメージで成功率を大きく上げることができるのがバンカーショットです。バンカーショットがイップスというゴルファーがほぼいないのは、ボールを直接打たなくて良いことや仮のイメージで打つことあると思います。コツを掴めば誰でも簡単に寄せることができるのもこのショット特徴だと思います。この秋ベストスコア更新のためにぜひバンカーショットを磨いてください!

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この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

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