ゴルフスイングは人それぞれ違う。では、自分に合ったスイングはどう見つける?

2026年10月17日 |


皆さまこんにちは。GEN-TENの寺嶋です。

「ゴルフスイングは人それぞれ違う」
ゴルフをしていると、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。プロゴルファーのスイングを見ても、身体の使い方やクラブの動かし方は実にさまざまです。それなら、自分に合ったスイングとはどのようなものなのか疑問に思ったことはないでしょうか?

「自分に合ったスイングをしましょう」と言われても、そもそも何が自分に合っているのか分からない、という方も多いと思います。今回は、理学療法士でもある矢野コーチが開催したレッスンの様子をご紹介します。

ー自分の身体のことを、どれくらい知っていますか?


ゴルフスイングを考えるとき、私たちはついクラブの動かし方や身体のポジションに注目してしまいます。しかし、その動きを実現する身体の特徴は、人によって異なります。例えば、股関節や胸郭の動かしやすさ、関節の可動域、姿勢を安定させる能力などです。

同じ動きをしようとしても、ある人にとっては自然にできることが、別の人にとっては難しい場合があります。そこで今回のレッスンでは、まず自分の身体がどのような特徴を持っているのかを知ることから始めました。

ースイングの前に、身体の動きをチェック


矢野コーチは理学療法士としての知識をもとに、身体の構造や運動機能について解説しました。最初に確認したのは、ゴルフスイングを構成するさまざまな要素の関係です。スイングの技術だけでなく、それを支える筋力や可動性、安定性といった身体機能も重要になります。そして実際に身体を動かしながら、関節の動きや姿勢の特徴をチェックしていきます。

写真のように、マットの上で身体を動かしたり、矢野コーチが動作を確認したりすることで、普段は意識していなかった身体の特徴を知る機会になりました。ここで大切なのは、単純に身体が柔らかければよい、ということではありません。

必要なところが動き、必要なところが安定すること。

それぞれの役割を理解することが、効率のよい身体の使い方につながります。

ー身体の特徴を、ゴルフスイングにつなげる


身体の特徴が分かったところで、今度は実際のゴルフスイングに応用していきます。例えば、スイング中に十分な回転ができない場合。単純に「もっと身体を回しましょう」と指導するだけでは、解決しないことがあります。関節の可動性が影響しているのか、それとも身体を安定させる能力や動かし方に課題があるのか。原因によって、取り組むべきことは変わってきます。

今回のレッスンでは、矢野コーチが身体の動きとクラブの動きを結びつけながら、実際のショットを通じて確認していきました。身体の構造を理解することは、スイングを一つの形に当てはめるためではありません。むしろ、自分にとって無理の少ない動き方や、能力を発揮しやすい方法を見つけるための手がかりになります。

ー「正しいスイング」は一つではない

ゴルフには、ボールを正確に、そして効率よく飛ばすための共通した原理やメソッド、セオリーのようなものはあります。しかし、これらの方法や考えがすべての人に当てはまるとは限りません。身体の大きさや骨格、関節の動き、筋力、これまでの運動経験などによって、適した動作には違いが生まれます。だからこそ、理想的なスイングの形を追いかけるだけでなく、まずは自分の身体がどのように動くのか、どうしたら安定するのかを理解することが大切なのだと思います。

また、今できない動きが、これからもずっとできないとは限りません。トレーニングやストレッチによって身体の機能を改善することで、新しい動きができるようになる可能性もあります。パフォーマンスはスイングの練習では変わりにくいのです。

ー「左に乗る」は、本当に必要なのか?


今回のレッスンで、特に印象的な場面がありました。あるお客様は、スイング中に「左に乗る」ことが苦手で、その動きを身につけようと繰り返し練習されていました。ゴルフでは「ダウンスイングで左に乗る」「左足に体重を移す」といったアドバイスをよく耳にします。そのため、うまくできなければ、何度も練習して身体に覚え込ませようとするのも自然なことだと思います。

しかし、矢野コーチが身体の特徴を確認すると、意外なことが分かりました。そのお客様は、身体の特徴から左側に体重を乗せにくく、さらに左に乗ろうとすると姿勢が不安定になりやすい傾向があったのです。そこで矢野コーチは、

「無理に左に乗らないほうが良いかもしれません」

とアドバイスしました。

これまで一生懸命に練習してきた動きが、実は自分の身体にとって適していない可能性がある。これは、とても興味深い発見だったと思います。ゴルフにおいて当たり前に言われているような動きを、すべての人がそのまま同じように身体を動かさなければならないわけではありません。

できないことを繰り返し練習する前に、なぜできないのかを知る。

そして、その動きが本当に自分に必要なのかを考えてみる。今回のレッスンは、そんな大切な視点を教えてくれました。

ー自分に合ったゴルフを見つけるために


「ゴルフスイングは人それぞれ違う」

この言葉は、どんなスイングでもよいという意味ではないと思います。大切なのは、自分の身体の特徴を理解し、ゴルフスイングに必要な動きを考え、その人に合った方法を見つけていくことです。

今回のレッスンは、普段とは少し違う視点から、自分のゴルフを見直す機会になったのではないでしょうか。ゴルフの上達というと、どうしてもクラブを振る練習に目が向きます。しかし、時にはクラブを置いて、自分の身体について学んでみる。

そんな時間も、これからのゴルフをより楽しく、長く続けていくために大切なのだと思います。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

オンラインでも身体の特徴とゴルフスイングの関係性について解説します。ぜひご予約ください!

グループ 「体の構造から見る、個々に合わせたゴルフスイングの構築〜安定性編〜」 矢野 隼杜

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この記事を書いたのは

寺嶋 慶介

寺嶋 慶介

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