ゴルファーならコースで緊張するシーンは幾度となくあると思います。

例)
・朝一のティーショット
・バーディーパット
・ベストスコアを意識し始めた時
反対に緊張が解ける瞬間もあると思います。
例)
・大叩きの後
・同伴者のミスを見た時
また、緊張が解けた直後は、なぜか良いショットが続く事を経験している方も多いと思います。緊張している時、体の中では生理学的な変化が起きています。緊張の原因・対処法を考えてみましょう。
◆緊張は“悪者”ではない?
緊張のメカニズムを人類の歴史から読み解いてみます。大昔、人類が猛獣に襲われそうになった時(危機に面した時)に素早く逃げる必要がありました。すぐに体を動かすには、すぐに筋肉を動かす必要があります。そのためには、アドレナリンをドバドバ出して交感神経を働かせることで、心臓や筋肉の緊張を高める反応が起こります。これは、生存する上で欠かせない反応です。
大昔よりも安全な現代の人類にもこの名残があり、“危機に面した時”に心臓がドキドキしたり筋肉の緊張が高まります。これが緊張のメカニズムです。
◆ミスにより緊張が解ける原理
高まった緊張はいつまでも続くわけではありません。高まった緊張は元に戻ります。
▷“最大の危機”から逃れた後、緊張ピークは過ぎ元の状態に戻っていきます。
▷緊張を高める交感神経(緊張)は、副交感神経(緩和)とセットで働きます。人は状況に応じて交感神経・副交感神経の割合を無意識的に変化させています。緊張がずっと続くと体は限界を迎えて強制的に副交感神経の割合を高めます。わかりやすく言うと、長い緊張状態に疲れて「緊張の糸が切れた」状態です。
つまり、交感神経と副交感神経のバランスをコントロールする事が鍵になります。基本的に無意識的にコントロールされるので、感覚や思考で、間接的にコントロールする必要があります。

◆緊張への対処法
・緊張を受け入れる
スポーツにおいて、緊張度が低すぎても高すぎてもパフォーマンスが下がるというデータがあります。『ほどよい緊張』を保っていることがパフォーマンスにも良いため、緊張自体を受け入れることも一つの対処法になります。
・自分に期待しない
『ほどよい緊張』を保てれば良いですが、高い緊張状態になってしまうと、すぐにほどよい状態まで下げることは難しくなります。高い緊張状態にならないためには、自分に期待し過ぎないことも大切です。
ラウンド前に「今日こそベストスコアを更新するぞ!」「ティーショットから飛ばしていこう!」など考えることで、過度に自分に期待してしまい結果的に緊張に繋がります。
「ティーショットはラフでもオッケー」「芯に当たらなくても前に飛べば問題ない」と考えることで、高い緊張状態を避けることができます。
・軽食を摂る
運動を継続していくと体の中の糖分が減り、不安感やイライラ感が目立ちます。バナナやゼリーなど吸収が早いものを摂ることで糖をコントロールして緊張しにくい状態を維持することができます。食べ過ぎると身体の中の糖が増えすぎてしまいます。糖の急な変化はストレスになりやすいため、お腹が空き切る直前に軽食を摂るとよいでしょう。(※体の状態は人によって異なるため合わない方もいるかもしれません)
その他、ルーティンや呼吸などでも緊張は間接的にコントロールできます!ぜひコースで試してみて下さい!
