ゴルフ上達のヒント〜今さら他人に聞けないバンカーショットの打ち方!〜

2020年6月20日 |

こんにちは、toshiyukiです!
今回はバンカーショットの打ち方についてお話ししたいと思います。
アマチュアの方はどうしてもバンカーショットの練習をする機会が少なくまた練習場のレッスンではちゃんと打ち方を習うこともないと思います。
「長年、ゴルフをやっているけどちゃんと習ったことがない」、「でも今さら他人に聞けない」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために基本的な構え方や打ち方、練習方法をご紹介していきます。

基本的なバンカーショットの打ち方

◼︎大きくスイングする

バンカーショットはボールをクリーンに打たずにボールの少し手前にクラブヘッドを落とし砂ごとボールを飛ばしていきます。
ボールに直接コンタクトしないので飛距離は落ちます。
例えばピンまで20ydsのバンカーショットでアプローチのように小さい振り幅でスイングするとボールはピンまで届かず場合によってはバンカーから出ないということが起こります。
なので振り幅を大きくしてスイングする必要があります。
よくバンカーショットはアプローチの3倍の力でスイングしましょうと言われますが決して力は入りません!
ですが大きなフィニッシュをイメージして最後まで振り切ることがとても大切です!
GEN-TENコースレッスンバンカーショットフィニッシュ

◼︎バンカーショットの成否はヘッドの落とし場所と砂の量で決まる

ではどこにクラブヘッドを落としてどれぐらいの量の砂を飛ばせばいいでしょう?
まずクラブヘッドの落とし場所ですがボールの際に落とします。
GEN-TENコースレッスンバンカーショットヘッドの落とし場所
そこからクラブヘッドはさらに下に向かって動いていきボールの先で最下点を迎えます。
次に砂の量ですが砂を多く取れば取るほどボールは飛ばなくなります。
理想としては20cmぐらいの幅で深さは2cm程度で十分です。
GEN-TENコースレッスンバンカーショットターフ
私の個人的な意見としてはバンカーショットが成功するか否かはヘッドの落とし場所と砂の量で決まると思っています!

失敗しないためのバンカーショットのアドレス

◼︎重心は低く

前述したようにバンカーショットはボールをクリーンに打たずにボールを砂ごと飛ばしていきます。
言い換えるとクラブの軌道がボールの下を通るようにスイングします。
その為にアドレスでは少し重心を低くしておきます。
重心を低くする為にいつもよりスタンスを広くします。
GEN-TENコースレッスンバンカーショットアドレススタンス
そしてボールと少し離れて構えます。
GEN-TENコースレッスンバンカーショットアドレスボールとの距離

練習場の打席でもできるバンカーショットの練習方法

◼︎クラブの軌道と打点のコントロールを磨く

バンカーショットを成功させるにはスイング中のクラブの軌道と打点をコントロールすることが大切です。
そうすることでヘッドの落とし場所と砂の量が安定します。
冒頭でお話ししたようにアマチュアの方は実際にバンカーで練習する機会がほとんどないと思うので練習場の打席でも出来る練習方法をご紹介したいと思います。
持つクラブはもちろんSwです。
まずボールをティの上に乗せます。
そしてボールとティのちょうど境目をクラブヘッドが通るようにスイングします。
初めは短い振り幅でも構いませんが徐々に大きくしていきましょう。
うまくボールとティの境目をクラブヘッドが通ればボールはフワッと上がり30yds〜50ydsの間に落ちます。
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリルアドレス
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリルトップ
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリルインパクト
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリルフォロー
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリルフィニッシュ
打点が低過ぎるとダルマ落としになり、高過ぎるとトップして100ydsぐらい飛んでいってしまいます。
・理想の打点
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリル理想の打点
・打点が低過ぎる
 GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリル打点が低い width=
・打点が高過ぎる
GEN-TENコースレッスンバンカーショットドリル打点が高い
またクラブの軌道が鋭角になり過ぎると打点が安定しないのでインパクト前後はクラブヘッドが低く長く動くようにスイングしましょう。
この時も決して力は要らないのでゆっくり大きくスイングして下さい!

Q&A よくある質問

Q.ボールの位置はどこにおきますか?

A.ボールの位置は個人差があって決まった位置はありません。
数回、スイングしてみてクラブヘッドが安定して砂に落ちる場所を探しその少し前にボールがくるように構えましょう。

Q.フェースは開いた方がいいんですか?

A.砂が沢山あるバンカーや砂質が細かいバンカーはクラブヘッドが潜り過ぎて砂が多く取れてしまうのでSwのバウンスを使う為にもフェースは開いた方がいいです。
逆に砂が雨でしまっていたりそもそも砂が無くてカチカチのバンカーではフェースを開くとバウンスが跳ねてトップしてしまうのでボールの下にクラブが潜りやすくする為にもフェースを開かずにスイングしましょう。

Q.オープンスタンスに構えますか?

A.バンカーショットではボールの飛んでいく方向にフェースの向きはあまり影響を受けず振り抜いた方向にボールが飛んでいくのでスクエアにアドレスしましょう。

Q.ゴルフ初心者ですがバンカーショットで大切なことはなんですか?

A.バンカーショットは特別なスイングをする必要はありません。
フェアウェイからのショットと同じようにスイングしましょう!
ただ上記でお話ししたようにヘッドの落とし場所と砂の量を安定させるためにもスイング軌道を安定させることが大切です。
これはバンカーショットに限ったことではないのでまずは基本のスイングを安定させていきましょう!

Q.女性ゴルファーが気を付けるべき点はありますか?

A.多くの女性ゴルファーはレディースのアイアンセットを使っていると思いますがレディースのアイアンセットのSwはクラブの重量がとても軽くしかもバウンス(クラブヘッドのソール部分)が大きいため、クラブヘッドが砂に潜りづらくトップしやすいです。
バンカーショットではボールの下にクラブヘッドが潜らないとボールが綺麗に上がりません。
なので私はSwだけでもフォーティーンやクリーブランドなどバウンスが小さくて重めのクラブをお勧めします。

今回のWEBレッスンを参考にして頂いて少しでも皆さんのバンカーショットへの不安が解消されることを願っています!(*^^*)

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この記事を書いたのは

中村 敏之

中村 敏之

自己紹介

こんにちは、toshiyukiです!
奈良県出身の51歳でゴルフ歴33年、レッスン歴21年のアラフィフゴルフコーチです。w
高校卒業後に研修生になりキャディやコースメンテナンス作業を行いながらツアー選手を目指しました。
8年間研修生として過ごした後、2年間アメリカのパームスプリングス(カリフォルニア州)でゴルフ留学。
アメリカでは今では当たり前ですが当時の日本にはなかったスイング動画を使ったレッスンに衝撃を受けました!

帰国後はプロコーチの江連忠プロに誘って頂き、ゴルフレッスンをスタート。
ここで学んだレッスンのスキルはもちろんのこと、諸見里しのぶプロや上田桃子プロ、岩田寛プロなどツアー選手の練習を間近で見たり一緒にトレーニングしたことは私の貴重な財産になっています。
ゴルフにはロングゲーム、ショートゲーム、コースマネージメントなど様々な要素がありますが私のゴルフはショートゲームでスコアを作っていくプレースタイルです。

WEBレッスンでもアプローチやバンカーショット、パッティングなどショートゲームについての記事を多く書かせて頂いています。
実際にレッスンでもショートゲームに関しては自信を持って皆様をサポートしていきますよ!
また個人的にはトレーニングが趣味?なのでトレーニング好きの方、大歓迎です!(笑)
ゴルフは上達や楽しむまでに時間がかかるスポーツですが地道に練習を続ければ必ず誰でも楽しめるようになります。
最近、ゴルフを始めた方も多いと思いますが多くのゴルファーにゴルフを楽しんでもらえるようサポートしていきますので一緒に頑張っていきましょう!
「継続は力なり」です!

皆さん、ゴルフ楽しんでますか?
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レッスンのスケジュールはこちら
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