ダウンスイング時の右膝のポジション

2017年8月1日 |

ダウンスイングに入る時の、後方の足(右利きですと右足)の膝のポジション、意識していますか?

「切り返しは下半身から」というのは正しいのですが、左腰と左足で切り返しをリードしようと体を引っ張ると、右足がおろそかになり、かかとが早く浮いて右膝が前に出てしまうことがあります。
すると右足を十分に使えないのでヘッドスピードが上がらず飛距離が出なかったり、右膝の位置が下がってダフったりすることがあります。

腰の回転につられて右足は自然と左足よりも前方に出ますが、切り返すときには右膝がなるべく左膝の後方にいる時間が長いのが理想です。LPGAにはずっとべた足でインパクトする選手がいますが、これは右膝のポジションをキープすることでスイング軸のブレを減らす助けになります。

そこで、膝が早く前へ出てしまうことを防ぐ簡単なドリルをご紹介します☆
まずクラブのヘッド側を右手で持ちます。

左膝の真後ろにグリップを当てて、シャフトを斜めに右太ももの付け根に当てます。

そこでバックスイングし、切り返しのところで右太ももが前に出ないように手で後方に押さえながら体重シフトと腰の切り返しをしてみます。

膝の曲がりを抑えることは、足の甲とスネの傾斜角を維持することと同じなので、右足ふくらはぎの外側から足の内側にアライメントロッドを立てて、右足かかとを固定して練習することもできますヨ。

ぜひお試しください。インパクトの後は、右足のかかとが上がって大きなフィニッシュを取ることが大事なので、このドリルはバックスイングからインパクトまでの動きの確認として使って下さいね。

ご予約はこちらから

この記事を書いたのは

野村 祥子

野村 祥子

皆さまいかがお過ごしですか?
12月から日本でレッスンを再開させていただきます。
コースでお会いできることを楽しみにしています。

週間アクセスランキング

  1. そのユーティリティの構え方と打ち方で合ってますか?FP値(フェースプログレッション)を知って苦手克服 106ビュー
  2. パットでショートしてしまうゴルファーの特徴と改善方法 82ビュー
  3. 力を抜いても速く振れる理由 ─サイクロイド曲線で学ぶゴルフスイング 74ビュー
  4. キャディバックの持ち方 69ビュー
  5. 「スプーン」は必要?!3番ウッドについて考える 56ビュー
  6. 競技用スコアカードの書き方 44ビュー
  7. ゴルフ 左足上がりのアプローチは2通りの打ち方で対処! 43ビュー
  8. こんな方にお勧め!パッティングのグリップ(持ち方)3選 40ビュー
  9. フォーティーン FR-5 ウェッジ レビュー|“滑るソール”でアプローチが変わる 39ビュー
  10. ラグを作って飛距離アップ! 37ビュー

過去7日間にページビューの多かった記事を表示しています。これを見ると「GEN-TENの原点」の読者のみなさんがどんな記事に興味があるかわかってしまいますよ

記事を検索

to top
ページの先頭へ戻る