傾斜での注意点~左足上がり~

2016年11月10日

前回に引き続き、今回は傾斜からのショットやアプローチ(左足上がり)をする際の考え方や注意点をご紹介したいと思います。

まずは、左足上がり傾斜からショットやアプローチをする際のアドレスを考えてみましょう。
傾斜からスイングをする際のアドレスは「傾斜に添って立つ!」というのがセオリーのようになっています。

20161110_blog_dai1

20161110_blog_dai2

この様に傾斜に沿う形でアドレスを取った場合、身体が右足寄りに荷重が多くなっています。この体重配分を維持したままスイングすることができれば、考え方としては平坦な場所でのスイングとあまり変わりはありません。
初めから右足に荷重が多い分、テイクバックした際により右足に荷重が流れやすくなり、結果として軸が右足寄りに動き過ぎてしまい、スウェーの動きになり易いので、スイングの際には体重配分を変えないことが大切になります。

また、写真のように傾斜に添って身体を傾けると、構えたクラブのフェイスも平坦な場所で構えた時よりもロフトが開いた形になります。
このままインパクトをすると、高さが出て平坦な場所から打つよりも同じ番手でも距離が出にくくなります。そのことを頭に入れた上で番手選びをすることが大切になります。

次に

20161110_blog_dai3

20161110_blog_dai4

この様に傾斜に逆らった形でアドレスを取った場合、アドレス時の体重配分はさほど左右で差を作らずにアドレスを取ることができます。
しかし、左右の足は傾斜に添ってアドレスをした時と同じく高さが違うため、スイング中の体重移動には十分注意しましょう。

また、傾斜に逆らってアドレスを取ると、クラブのフェイスは平坦な場所で構えた時と同じロフトで構える事が出来ます。
飛距離も普段と同じように出し易く、高さも出過ぎる事はなくなります。
しかし、傾斜の度合いを考慮しあまりロフトが立っているクラブを選択すると、打った瞬間に前方の傾斜にあたることもあるので、傾斜をしっかりと把握した上でクラブ選択をしましょう。

この様に、左足上がりと左足下がりではアドレスの取り方の選択肢が変わる事と、アドレスの取り方に対しての注意点がありますので、それを踏まえて実践でお試しいただければと思います。

ご予約はこちらから

週間アクセスランキング

  1. 競技用スコアカードの書き方 76ビュー
  2. ウォーターハザードとラテラルウォーターハザードの違い 61ビュー
  3. 【夏のタイゴルフキャンプ2025】Vol.1 この夏、新たな舞台で!〜“タイでゴルフ”が特別な理由〜 57ビュー
  4. ゴルフ つま先下がりからはどっちに飛びやすいの? 55ビュー
  5. サブグリーンにボールが乗ってしまったら・・・ 32ビュー
  6. 軸(背骨)を右に傾けてスイング! 32ビュー
  7. 【夏のタイゴルフキャンプ2025】Vol.2 めぐる3つの名コース〜暑さを忘れる、快適と挑戦の舞台〜 32ビュー
  8. ハンディキャップ取得のためのスコアカードの書き方 ~コース設置のスコアカード~ 28ビュー
  9. シャフトの真上に親指をセット 23ビュー
  10. 《ゴルフとテクニック》Vol.3 バンカーショットが“ゴルフスイングの中心”である理由 20ビュー

過去7日間にページビューの多かった記事を表示しています。これを見ると「GEN-TENの原点」の読者のみなさんがどんな記事に興味があるかわかってしまいますよ

記事を検索

to top
ページの先頭へ戻る