こんな方にお勧め!パッティングのグリップ(持ち方)3選

2021年7月8日 |

こんにちは、toshiyukiです!
パッティングのグリップには様々な持ち方があります。
代表的なものは逆オーバーラッピンググリップ、クロスハンドグリップ、クロウグリップの3つですね。
最近はPGAツアーでもクロウグリップにしている選手を多く見かけます。
今回は代表的な3つのグリップの持ち方やメリットについてご紹介していきます。
(※右打ちの場合について書いているのでレフティの方は逆にして下さい)

グリップの持ち方とメリット

逆オーバーラッピンググリップ

一つ目は逆オーバーラッピングです。
持ち方は両手の親指をグリップの真上に乗せ、左手の人差し指を右手の上に被せて持ちます。
非常にシンプルですね。
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップ逆オーバーラッピング正面
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップ逆オーバーラッピング後方
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップ逆オーバーラッピング裏側
人によって人差し指を伸ばしたり指と指の間に置いたりと様々ですが自分の中でしっくりくる場所に収めるといいと思います。
メリットとしては通常のオーバーラッピンググリップやインターロッキンググリップに比べると手首の動きが抑えやすくストローク中のクラブの軌道やフェースの向きが安定しやすいです。
私がゴルフを始めた頃は尾崎将司プロが全盛期の頃で尾崎プロがこのグリップをしていました。
またタイガーウッズ選手もこのグリップです。
因みに私もずっとこのグリップです。(ただのミーハーです(笑))
このグリップはショットやアプローチなどに近い感覚でストローク出来るのでドライバーからパッティングまで同じような感覚でストロークしたい方にはお勧めです。

クロスハンドグリップ

二つ目はクロスハンドグリップです。
持ち方は左手と右手の位置を反対にしてグリップします。
この時の両手の接触部分は左手の小指を右手の人差し指にかぶせたり右手の人差し指を左手の上に被せたり持ちやすいようにグリップしてもらえるといいと思います。
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップクロスハンド正面
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップクロスハンド後方
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップクロスハンド裏側
メリットとしては左腕がパターヘッドまで一直線になるので左肩を支点にして振り子のイメージでストロークしやすくなります。
また左手首の角度を真っ直ぐに保ったままストロークしやすいのでフェースの向きやロフト角などが安定します。
振り子のイメージでストロークしたい方、引っかけが多い方、インパクトでロフト角が増えてボールが跳ねてしまう方などにお勧めです。

クロウグリップ

最後はクロウグリップです。
クロウとは英語でカニやエビの爪のことです。
持ち方は名前の通り右手の親指と人差し指でカニの爪のような形を作りクラブを挟むようにして持ちます。
右手の向きは右掌をターゲットに向けたり自分の体の方に向けたりとツアー選手でも人によって違うので色々試してみてストロークしやすい向きを探してみて下さい。
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップクロウグリップ正面
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップクロウグリップ後方
メリットとしてはストローク中の右手の動きが抑えやすくなります。
冒頭でもお話ししましたがPGAツアーの選手に多く取り入れられている理由としてはプレッシャーのかかる場面で右手が過剰に反応してしまうのを防ぐ為だと思います。
またシャフトを下から支える形になるのでストローク中にパターヘッドがインサイドに動きづらくなります。
なので極端にインサイドにパターのヘッドが動いてしまう方や右手が過剰に動いてストロークが安定しない方にお勧めです。

番外編

番外編をいくつかご紹介します。

逆クロウグリップ

逆クロウグリップは上記でご紹介したクロウグリップの両手の位置を入れ替えて持ちます。
右手は通常通りにクラブを持ち、左手でカニの爪の形を作りクラブを挟んで持ちます。
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップ逆クロウグリップ正面
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップ逆クロウグリップ後方
この場合、右手主導のストロークになるので右手の感覚を重視してストロークしたい方にお勧めです。

アームロックグリップ

聞き慣れないグリップですがマスターズで2勝しているベルンハルト・ランガー選手や尾崎直道プロが昔、取り入れていたグリップです。
変則のクロスハンドグリップのような形で左手はグリップのかなり下の方を持ち、右手でクラブと左前腕をロックするように持ちます。
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップアームロック正面
GEN-TENコースレッスンパッティンググリップアームロック後方
完全に手首の動きがロックされるので体主導のストロークを行いやすくなります。
前述のランガー選手は当時パットでイップスに悩んでいましたがこのグリップにして2度目のマスターズ優勝を手にしています。
ストローク中にどうしても手首の動きを抑えられない方は一度試してみるといいかもしれませんね。

まとめ

今回、ご紹介した持ち方の指の位置を少し変えてみたり、全く違う持ち方を試してみたりして自分にあった持ち方を見つけて下さい。
ポイントはストローク中にクラブの軌道やフェースの向きが安定しているかをチェックしてみて下さい。

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この記事を書いたのは

中村 敏之

中村 敏之

自己紹介

こんにちは、toshiyukiです!
奈良県出身の51歳でゴルフ歴33年、レッスン歴21年のアラフィフゴルフコーチです。w
高校卒業後に研修生になりキャディやコースメンテナンス作業を行いながらツアー選手を目指しました。
8年間研修生として過ごした後、2年間アメリカのパームスプリングス(カリフォルニア州)でゴルフ留学。
アメリカでは今では当たり前ですが当時の日本にはなかったスイング動画を使ったレッスンに衝撃を受けました!

帰国後はプロコーチの江連忠プロに誘って頂き、ゴルフレッスンをスタート。
ここで学んだレッスンのスキルはもちろんのこと、諸見里しのぶプロや上田桃子プロ、岩田寛プロなどツアー選手の練習を間近で見たり一緒にトレーニングしたことは私の貴重な財産になっています。
ゴルフにはロングゲーム、ショートゲーム、コースマネージメントなど様々な要素がありますが私のゴルフはショートゲームでスコアを作っていくプレースタイルです。

WEBレッスンでもアプローチやバンカーショット、パッティングなどショートゲームについての記事を多く書かせて頂いています。
実際にレッスンでもショートゲームに関しては自信を持って皆様をサポートしていきますよ!
また個人的にはトレーニングが趣味?なのでトレーニング好きの方、大歓迎です!(笑)
ゴルフは上達や楽しむまでに時間がかかるスポーツですが地道に練習を続ければ必ず誰でも楽しめるようになります。
最近、ゴルフを始めた方も多いと思いますが多くのゴルファーにゴルフを楽しんでもらえるようサポートしていきますので一緒に頑張っていきましょう!
「継続は力なり」です!

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